2016年10月16日 中部フェスタin鷺宮高等学校

平成28年10月16日(日)

 

Tサークル交流会 大人の社会科見学

「特別支援教育について知ろう!〜中部フェスタin鷺宮高等学校」

 

   今回で4回目となった「大人の社会科見学」。普段の勉強会や模擬授業とは違って、様々な施設や博物館に実際に訪問することで、参加者と共に実体験に基づいた学びを深めていく活動を行っています。

    今回は、東京都中野区にある鷺宮高等学校で行われた特別支援教育の大型イベント中部フェスタに参加しました。

   最初に私たちが参加したのは、パラリンピックメダリストである葭原 滋男(よしはら しげお)さんの講演でした。10歳の頃に網膜色素変性症になり、現在では全盲の視覚障害を持ちながらも、過去のパラリンピックに於いて走り高跳びや、自転車競技で金メダルをはじめとする数々のメダルに輝いた葭原さん。最近ではブラインドサッカーの日本代表として活躍し、今もなお様々なスポーツに挑戦し続けています。そんな超人的な活躍を見せる葭原さんは常に「失敗から学ぶ楽しさ」を胸に挑戦をし続けているそうです。「障害者」と聞くと、どうしても弱い存在と思いがちですが、そんな考えを覆すパワーを今回の講演では感じることができました。

   その後、参加者と共にパラリンピック競技であるボッチャや、車いすスラロームの体験をしたり、特別支援学校の作品の展示を鑑賞したり、そして実際に作品を作成するなど充実した時間を過ごすことができました。

   フェスタの後は、文京区にある公用語を日本語手話と書記日本語とするスープカフェ「Sign with me」で昼食をとり、実際に手話やジェスチャーを通して注文する体験をしました。料理もとても美味しく最後まで感動の多い一日になりました。

   

   以下参加者の声です。

◯中部フェスタは地域の方々に開かれた交流イベントで、参加者それぞれの方法で楽しむことができるのが大きな魅力だと思いました。社会福祉というと堅苦しく聞こえますが、こうして誰もがそれぞれの関心・特性にあったやり方で社会に参画できるのが社会福祉の目指すところなのではないかと思いました。

◯人としての生き方、障害を受け入れるという姿勢に感銘しました。これは、勉強会やもぎけんでは学べないと思いました。私も、自分の病と向き合い、東大の医学部の教授もおっしゃてましたが、一病息災だと思いました。ボッチャ楽しかったです。皆さんと一緒に行かせていただいた、食事のお店も良かったです。

◯私も春から中学校の先生になり、特別支援学級を持つかもしれないので教師として色々学びたいと思い、今回この社会科見学に参加させて頂きました。特別支援教育理解啓発ということで、元パラリンピックメダリストの方の講演会や様々な体験事業を通してさらに特別支援教育に興味を持ち、学ぶことができました。また特支の生徒さんの手作りの物はとても素晴らしく思わず手に取ってしまうものでした。このようなフェスがさらに広まり、もっと多くの人に味わってもらえたらいいなと思いました。今日このような体験ができたのもTサークルの方々のおかげです。ありがとうございました。

◯今日1日障がいのある人の視点にたって日常生活を振り返ることができました。特別支援教育は教育の原点と言われるように、支援学校の先生の日頃の実践は校種が異なっても『児童生徒を指導する教員』として、学ぶ点がたくさんありました。

 

 次回の大人の社会科見学は11月3日(木・祝)にハンセン病資料館のある全生園にて行なわれるお祭りに参加したいと思います。

What's Next

≪次回の活動予定≫

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Tcircle

マナビゼミ

 

次回のTサークルは

5月19日です!

 

 お互いの実践や研究を

発表し合うゼミ形式

となります。

 

 新学習指導要領のこと、カリキュラム、

部活動指導、学級経営、

教育相談、特別支援、

…など、など

『学校に関わることすべてをテーマ』にして

分かち合いましょう。

 

【日時】

2018年5月19日

18時30分〜20時30分

 

【会場】

池上会館  小研修室

 

【参加費】

500円程度

(人数によって変わりますが最高500円です)

 

【申し込み】

こくちーず

http://kokucheese.com/s/event/index/516949/