【日時】
2015年10月24日(土)
17:45〜20:30
【場所】
入新井集会室
10月24日(土)に終戦70周年のまとめ勉強会が入新井集会室で行われました。
広島長崎の平和学習の旅を開催するに至った経緯、3回に渡る事前勉強会について報告した後、広島の報告を行いました。資料館で目にした当時の記憶の断片、広島女学院の生徒が自らの言葉で語り、案内してくれた碑めぐり、様々な形で残る被曝の爪痕。私たちが実際に歩き、見聞きしたことは、心に深く刻み込まれた気がします。7月にお話をうかがった服部道子さんの過酷だった状況にも思いが至りました。広島平和祈年式典では、広島が担う初めての被爆都市としての発信の責任をひしひしと感じさせられました。最後に足を運んだ呉では軍港としての広島の顔も見て、大きな学びとなりました。
前半の広島の報告を受けて、後半は長崎での学びについて報告しました。
実際に授業時間を使って長崎での学びを生徒達に伝えた実践について、その模擬授業と生徒達の反応を報告していただきました。平和記念式典に参加したこと、原爆症や放射能のことについて研究し、戦後4年目にして、国内で初の子どもたちによる被爆体験の手記を出版した永井隆先生の話を通して、深い学びの時間となりました。
また、NHKスペシャル 『戦後70年 あの子を訪ねて』を観る機会を得ました。爆心地に近い山里小学校で被爆した当時、4歳から11歳の被爆者達の70年を特集した番組でした。平和の象徴とされながらも、世間の冷たさを感じていた被爆者達の戦後の傷を感じ取り、言葉にならない思いがしました。
平和教育や戦後70年を考えた1年間の学びは、これで一つの区切りを迎えますが、語り継ぐこと、伝えていくこと、記録し続けることはやめてはいけないと強く決意した勉強会でした。
次回のTサークルの活動は11月28日(土)に授業研究会を行います。ぜひご参加ください。